Group Company

グループ会社・子会社の人材育成と、出向者の受け入れ

親会社から来た方と、その会社で育った方。同じ職場にいても、見えているものが違います。出向で来た管理職が前の会社のやり方で進めて空回りする、グループで研修を揃えようとしたら規模も業種も違って揃わない——関連会社の人材育成でよく伺うのは、この種のずれです。制度の問題に見えて、実際には「誰に何を期待しているか」が共有されていないことがほとんどです。

関連会社でよくいただくご相談

親会社の研修をそのまま持ち込んでも、合わない

規模も、人の構成も、抱えている課題も違います。親会社で機能した内容が、そのまま効くとは限りません。受講者からは「うちの話ではない」と受け取られます。

出向で来た管理職が、力を出しきれていない

前の会社では通っていた進め方が通らない。指示の出し方も、決め方も違う。本人の能力の問題ではなく、前提の違いが共有されていないことが原因のことが多くあります。

グループ全体で研修を統一したいが、揃わない

数百人規模の会社と数十人の会社に、同じ内容を同じ形で実施しても成立しません。共通にすべき部分と、各社に委ねる部分の線引きがされていないと、「やった記録」だけが残ります。

生え抜きの社員が、先が見えないと感じている

重要なポストに親会社から人が来る構図が続くと、この会社で上を目指す意味が本人の中で薄れていきます。研修の前に、何を期待しているかを言葉にする必要があります。

システム子会社・IT子会社で、外の変化が見えにくい

親会社の案件が安定して入る一方、外の技術や市場の動きに触れる機会が減ります。生成AIのように前提が変わる領域では、この差が数年で開きます。

どう進めるか

1

親会社と子会社の両方から伺います

同じ課題でも、親会社の人事部が見ている景色と、子会社の現場が見ている景色は違います。片方だけの話で設計すると、実施の場で噛み合いません。両方に伺ってから組み立てます。

2

共通にする部分と、各社に委ねる部分を分けます

全社で揃えるべきは、たいてい考え方と共通言語です。進め方や事例は各社の実情に合わせたほうが定着します。この線引きを最初に決めておくと、後から揉めません。

3

出向者と受け入れ側を同じ場に置きます

出向者だけを集めて研修しても、戻ったときに一人になります。受け入れる側と一緒に、期待していることを言葉にする場をつくるほうが効きます。

想定される進め方(モデルケース)

金融機関のグループ会社の支援は、10年以上にわたって重ねてきた領域です。進め方は、親会社と子会社の双方に伺うところから始めます。
以下はこれまでのご支援でよくある流れをまとめたものです。実際の内容は、貴社の状況を伺ったうえで組み立てます。

  1. 1

    親会社に伺う

    グループとして何を揃えたいのか、どこまでを各社に委ねるのかを確認します。

  2. 2

    子会社に伺う

    現場で何が起きているか、何が噛み合っていないかを直接伺います。

  3. 3

    ずれを整理する

    両者の話が食い違う点こそが、手を付けるべき場所です。ここを可視化します。

  4. 4

    範囲を決める

    全社一律にせず、どの会社のどの層から着手すると全体が動くかを決めます。

  5. 5

    実施と振り返り

    実施して終わりにせず、何が変わったかを親会社にも説明できる形で残します。

実際に組むプログラム

どれか一つを選ぶ形でも、組み合わせる形でもお受けしています。何から手を付けるかは、親会社と子会社の両方に伺ったうえでご提案します。

受け入れの設計

出向者と受け入れ側が、期待をすり合わせる場

着任してから半年経って「そういうつもりではなかった」となる例は珍しくありません。何を任せたいのか、どこまで裁量があるのかを、着任の早い段階で言葉にします。

管理職の研修

子会社の管理職が、その会社の事情の中で機能する形に

親会社の階層別研修をそのまま流すのではなく、この会社で管理職が実際に判断している場面を持ち込みます。組織・マネジメント研修の中から必要なものを組み替えます。

グループ共通の土台

会社をまたいで通じる言葉を、先に揃える

評価の考え方、育成の考え方、報告の粒度。ここが会社ごとに違うと、人が動くたびに翻訳が要ります。共通部分だけを合同で行い、各社固有の部分は分けて実施する形が現実的です。

次の世代

生え抜きの社員が、上を目指せる道筋をつくる

重要なポストが外から埋まる状態が続くと、育成の前に意欲が落ちます。何ができれば任せるのかを示すところから始めます(次のリーダーをどう育てるか)。

技術系の子会社向け

受託の内側にいても、外の変化に触れられるようにする

生成AIのように前提が変わる領域は、案件の中だけでは学べません。実際に手を動かす形の研修と、社内で回せる仕組みの両方を設計します(生成AI研修 / DX・AI導入の実績)。

親会社への説明

投資として説明できる形に整える

予算は親会社の承認を通ることが多く、「やりました」では次が続きません。何をどう測るかを先に決めます(研修の効果をどう測るか)。

よくいただくご依頼のかたち

出向者が着任するので、その前に何かしたい

着任前後は、期待のすり合わせに最も効く時期です。短時間でも組めます。

グループ数社に、同じ研修を入れたい

同じ内容を同じ形で、はお勧めしていません。共通部分と各社固有部分の切り分けからご一緒します。

親会社の人事部として、子会社の育成を見ている

子会社側の実情を伺ったうえで、現実に回る形をご提案します。制度を作ることと、現場で回ることは別なので、そこを埋めるところが当社の役割です。

システム子会社の技術者に、生成AIを扱えるようになってほしい

座学ではなく、実際の業務を題材に手を動かす形で組みます。

対応できるテーマ

  • 出向者の受け入れ設計
  • 子会社の管理職・リーダー育成
  • グループ共通の考え方の整備
  • 次世代リーダーの育成
  • システム子会社・IT子会社の技術者育成
  • 生成AI・DXの実務活用
  • 評価と育成の連動
  • 研修の効果測定と報告

よくいただくご質問

親会社と子会社、どちらから相談すればよいですか。

どちらからでも構いません。ただ、設計の前に必ず両方に伺わせてください。片方の話だけで組むと、実施の場で噛み合わないことが多いためです。

グループ数社に、まったく同じ内容で実施できますか。

できますが、お勧めはしていません。規模も業種も違う会社に同じ形を流すと、「やった記録」だけが残ります。考え方の部分は合同で、進め方や事例は各社に合わせる形をご提案しています。

親会社が金融機関です。業界特有の事情は分かりますか。

金融機関のグループ会社を含め、業種をまたいでご一緒してきました。ただ、業界の一般論を持ち込むより、その会社で実際に起きていることを伺うほうが早いと考えています。業界の常識に見えて、その会社だけの事情ということもよくあります。

出向者が数名だけでも依頼できますか。

できます。少人数のほうが、期待のすり合わせは踏み込んで行えます。ただ3名を下回る場合は、研修という形より個別の面談に近い進め方をご提案することがあります。

設計の考え方

親会社から来た方と、生え抜きの方とでは、つまずく場所が違います。 用意した内容をそのまま実施する形も選べます。テーマが一般的で、受講者の状況を問わない内容であれば、 そのほうが早く、費用も抑えられます。正直に申し上げると、当社にとっても手間はかかりません。 ただ、いただくご相談の多くは、そこでは解けません。 「管理職研修を」と伺って、実際に困っていたのは評価の運用だった——ということが起こります。 だから当社は、テーマを決める前に、何に困っているかを伺うところから始めます。

  • カリキュラムに貴社を合わせるのではなく、貴社の課題に合わせて組み立てます
  • 講師を手配して終わりにはしません。代表が企画から入り、資料をすり合わせ、実施後の振り返りまで担います。当日の立ち会いを含め、どこまで入るかはご相談のうえで決めます
  • 研修の日で終わらせず、現場で試す機会と振り返りまでを設計に含めます

研修設計の考え方を詳しく見る →

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